適当なモデルを作って、どのように勉強をすればよいのか考えてみた。
14レーンで過去5年間の出題傾向と同様の出題傾向だと仮定する。言い換えれば、過去5年間で60%出ているテーマにあたる確率は、60%÷14、と仮定する。
学習したテーマについては、理解度と等しい確率でB以上となり、学習していないテーマについてはCとなると仮定する。たとえば、理解度100%の学習したテーマXが出題された場合には、100%でB以上をとれ、学習していないテーマYが出題された場合に100%でCとなると仮定する。
このような場合、過去のデータからすると、いくつのテーマを学習すれば、どのくらいの確率で合格できるか。換言すれば、どのくらいの確率で、Bを2つ以上とれるか。
友人のつてで入手したデータをもとに適当に算出した値は次のとおりである。
算出式:
Bをとれる確率 = ((過去5年間の出題回数÷5)÷去年のレーン数)×理解度
合格率 = 特許B×意匠B+意匠B×商標B+商標B×意匠B-すべてB
学習するテーマ数 = 過去5年間の出題回数が所定回数を超えた数
■理解度80%の場合
過去5年間で4回以上出題されているものを学習した場合
学習するテーマ数:22
合格率:30.703%
過去5年間で3回以上出題されているテーマを学習した場合
学習するテーマ数:35
合格率:49.807%
過去5年間で2回以上出題されているテーマを学習した場合
学習するテーマ数:50
合格率:61.083%
■理解度100%の場合
過去5年間で4回以上出題されているものを学習した場合
学習するテーマ数:22
合格率:38.379%
過去5年間で3回以上出題されているテーマを学習した場合
学習するテーマ数:35
合格率:62.259%
過去5年間で2回以上出題されているテーマを学習した場合
学習するテーマ数:50
合格率:76.354%
このモデルが正しいとした場合、適当な理解で数多くやるよりは、しっかりした理解(※)で頻度が高いものをやった方が効率よい模様である。
※条文丸暗記・青本丸暗記ともいう。
■その他リンク
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